草薙京
マーニャ「ご無沙汰ですわね草薙さん、レオの代わりといえば恐縮ですがここは一つ」
京「というとゲーニッツの妹なのか、奴には手こずったがあんたは奴以上だなのか」
マーニャ「少なくとも貴方を失望はさせません、むしろ貴方も楽しまれてはいかがです」
京「まあ退屈せずには済むな、使命なんかはどうでもいいがせいぜい楽しませてくれ」
「随分と吹っ切れていましたか、これこそがあのレオと我が一族を手こずらせた炎です」
マーニャ「風が吹ければ炎も広がります、吹くほどに巻き込ませるのもまた愉しみです」
京「あんたも愉しむ肚だな、風も炎も吹ければ自分も巻き込まれるのかもしれねえな」
八神庵
マーニャ「さて八神さん、今までいろいろ弄されたようですがここはお付き合いいかが」
庵「また下らん闘いか、奴の代わりにお前が俺に倒されるつもりなら勝手にするがいい」
マーニャ「はたして貴方の血と炎、レオ以上に私を楽しめるか期待を致しましょうか」
庵「ならば盛大に散らせてやろう、お前の風など奴の足元にも及ばぬことを知るがいい」
「力のみで闘えるとも思いますまい、貴方もまた力にこだわった人のようでしたわね」
マーニャ「渦巻く悪意にたゆたいながらも、その闘争に身を委ねるも一興でしょうか」
庵「それも勝手にするがいい、いずれにしてもお前たちも利用しているにすぎぬからな」
K’
マーニャ「もう一人の炎と謳われる貴方の力は、はてしていかなるものでしょうか」
K’「何やらバカにしたような物言いだな、なめた口をきけば火傷だけじゃすまねえぞ」
マーニャ「こちらも我が風を侮れば大怪我ですよ、幼き炎も我が身に届きましょうか」
K’「そこまで言われりゃ黙ってられねえ、俺に喧嘩を売ったことを後悔させてやる」
「たしかにものにしているようですが、軽き炎では我が風に届かぬのはやはり道理です」
マーニャ「野を払うは風が炎か、いずれにしてもすべて消し去るのも興がありませんね」
K’「消し炭になる前に立ち去れってことだ、ったく何もかもがめんどくさいってんだ」
アッシュ=クリムゾン
マーニャ「ようやく貴方も現れたことですし、貴方の炎と意気を挫いてみせましょう」
アッシュ「君はどこかで見たかもしれないけど、そうかあの人の妹は君のことかな」
マーニャ「それだけ認識なされば話が早いですわ、今はお互いに楽しみましょう」
アッシュ「それもそうだね、少し手こずるけど君ならあの人よりも楽しめそうだよ」
「貴方の存在もまた後の威となれば、挫く前に抑えるのが最善と分かってはいますが」
マーニャ「今はただ風を吹かせるだけですか、いずれは禍津風をも呼び起こせましょう」
アッシュ「そうなれば面白いことになりそうだね、彼らもまだ諦めていないから」
二階堂紅丸
マーニャ「さしもの二階堂さんも心を許さぬものてすが、それだけに楽しめましょうか」
紅丸「今度は俺があんたの遊び相手か、ある意味ゲーニッツよりもたちが悪そうだな」
マーニャ「そう言いつつもレオも一目置く貴方です、それなりの闘いを期待しています」
紅丸「やれやれとんだ言いよりようだな、ここはあしらう程度じゃ済まされないよな」
「電光の蹴りなら彼女をも凌ぎます、軽からぬ業こそ私をも本気にさせたようですね」
マーニャ「風も雷も時には重きを置きます、薙ぎ払われる前に去るもよろしいでしょう」
紅丸「たしかに怖い物言いだな、しかしこういう怖さもまた俺も燃えるってものだな」
大門五郎
マーニャ「あたかも根に下ろす大樹の如き大門さんに、我が風を吹かせてみせましょう」
大門「あの男のように風を吹かせるか、ならば今以上に根を地に下ろさねばならんな」
マーニャ「かつてのレオと同じならば所詮は力押し、私自身の風で挫いていきましょう」
大門「なればこそなおさら踏ん張らねばな、まして心を突かれば人はもろいからな」
「剛健なる壁の如くに耐えられましたか、易々いきませんが挫く愉しみは味わえました」
マーニャ「風にはなびく者もおりましょうが、ただ吹かれる者なら飛ばされるままに」
大門「地に足を着かねば飛ばされるのみか、相手にも根差した闘いを望みたいものだ」
矢吹真吾
マーニャ「普通の格闘家と見受けども、私としてはレオ程に侮ることもありますまい」
真吾「なんか怖い物言いのお姉さんだな、まさかお姉さんもオロチの人なんですか」
マーニャ「有り体に申せればそうですが、いずれ貴方の力も挫いてみたいものです」
真吾「やはり怖いお姉さんだなあ、でもできるだけ切り抜けて闘い抜いていこうかな」
「お固いながらも侮れぬ体の冴えでしたか、これならもう少し愉しみたかったのですが」
マーニャ「少しの露払いにもなりますが、貴方の闘いもまた映えることでしょうか」
真吾「ちょっと怖くなったなあ、でもこういうのって巻き込まれない分勝ったのかなあ」
レオナ
マーニャ「お目にかかれましたかレオンヒルト、貴女も力を引き出したみたいですね」
レオナ「やはり誘おうとしているのね、今の私は力にとらわれるわけにはいかないわ」
マーニャ「やはり抗おうとするのですね、まずはその意志から挫いてみせましょう」
レオナ「あなたであれあの男であれ、私の生はもう誰にも弄ばれたりはしないわ」
「これが貴女の生きる意志なのですね、今は挫けずともいずれはものとなりましょう」
マーニャ「闘いに生きることこそ人のさだめなれば、貴女のそれこそ真の生でしょうか」
レオナ「たしかに抗うだけの闘いは無意味ね、むしろ私にも守るものがあればこそね」
麻宮アテナ
マーニャ「よく来ましたねアテナさん、貴女の優しさもはたして強さ足り得ますか」
アテナ「そういうあなたはあの人の、あなたもよこしまな風を吹かせるのですか」
マーニャ「さてこのステージにて貴女が立ち続けられるか、見極めてみましょうか」
アテナ「どちらにしてもあなたにも負けられません、私もただ闘い抜くのみです」
「飛ばされぬままに闘うも易からぬこと、貴女のステージはひとまずお開きですね」
マーニャ「今回のステージもひとまず流れました、レオならこうもいきませんね」
アテナ「たしかに勝ったのはいいけれど、それでも風ならあの人と変わりないから」
神楽ちづる
マーニャ「お久しぶりですね神楽さん、レオの縁で私ともお付き合い頂けましょうか」
ちづる「借り物といえどあなたもあの男の力、我が神楽の誇りにかけ鎮めてみましょう」
マーニャ「いずれ本当の闘いも楽しめましょうから、お互い全力で参りましょうかしら」
ちづる「あなたたちのことだから、いかなる手をもっても負けるわけにはいかないわ」
「私なりにも敬意をもって楽しんだつもりです、貴女も楽しまなければ損でしょう」
マーニャ「いきり立つほどに楽しませてくれます、これほどならその程度でしょう」
ちづる「ただ踊るだけでは興も冷めます、こちらも気が許せぬ中で仕合っていますから」
クーラ=ダイアモンド
マーニャ「程よき凍気なら風に乗ってもたらされます、貴女も乗っていきましょうか」
クーラ「なんだかイヤな風のおじさんみたい、悪い人ならやっつけてもいいけれど」
マーニャ「はたして貴女が義しきにふさわしいか、貴女の凍気見せていただきます」
クーラ「お姉さんが見ればクーラも強くないけど、クーラも本当の戦士のつもりだよ」
「程よき冷気ほど風に乗るものです、なれば貴女も私の風に乗せられたみたいでしたね」
マーニャ「吹雪とまではいかないまでも、ここまでに冷えればこちらのものでした」
クーラ「凍るのはいいけど、クーラまで吹き飛ばされそうだから気をつけなきゃね」
四条雛子
マーニャ「愚直に己が武を極めんとしますか、ここは付き合ってもよろしいですが」
雛子「そういえばいい風も吹いてきました、この場で仕合うのも気持ちいいですね」
マーニャ「気持ちのいいままに倒れるのもよろしいでしょう、貴女の気が済まされれば」
雛子「お互いに悔いがない仕合をしましょう、もちろん勝負は勝たせていただきます」
「たまには武にたゆたうのも悪くありません、レオでは楽しめぬ醍醐味でしょうか」
マーニャ「土俵に積もる余計なる塵も、風で払えばいくらか闘いやすいでしょうや」
雛子「少しスッキリとしましたが、あらためて塩で清めるも忘れてはダメですよ」
エリザベート=ブラントルジュ
マーニャ「貴女がたも光キの一族なれば、我が一族との対戦もまた必定でしょうか」
エリザ「本当はこれも面倒なることですが、あなたが対するなら応じねばなりません」
マーニャ「すべては風の流れるまま、貴女の光をも我が風に流して差し上げましょう」
エリザ「むざむざ流されるわけにはいきません、ここは堂々と立ち向かいましょう」
「遥けしものとの対するなら、我らとも仕合も大いなる流れにあるものでしょう」
マーニャ「光キも闇キも、すべては世の均衡の流れのままに、我らの仕合もまた然り」
エリザ「それでも闇キものの隙にはさせない、いずれはケリを付けねばならないけれど」
チャン・コーハン
マーニャ「強力を頼りに闘いを進める貴方も、風に飛ばされるさだめにありましょうか」
チャン「姉ちゃんもあの牧師さんと同じか、しかし早々飛ばされてたまるかってんだ」
マーニャ「腕っぷしのみの貴方もまた、あらためて真の力の理をその身で知るでしょう」
チャン「ますます奴の物言いに似てきたぜ、さしもの俺も女だからって手加減できねえぜ」
「これこそが人の力の限界といえましょう、その身を挫くには時もかかりましょうが」
マーニャ「少しの露払いともいえましょうが、すべてを払うも興も覚めましょうが」
チャン「相手が強ければ燃えるけれどよ、何でもおめえに払われるわけにいかねえな」
チョイ・ボンゲ
マーニャ「小さき刺客ともいえましょうが、いまいち狡猾に欠けるきらいもありましょう」
チョイ「そう言われてもあんたもあっしを吹きとまず気でヤンスね、さてどう逃げるか」
マーニャ「いずれ逃げられるのは貴方もご存じのはず、あえて対するのもいかがですか」
チョイ「ある意味一度は対した相手でヤンス、ここは切り抜けなきゃいけないでヤンス」
「疾さに関して譲りましょうが、貴方もやはり風の疾さには及ばなかったようですね」
マーニャ「疾さにしては洗練に欠けましょうが、速やかな勝ちには変わりありませんね」
チョイ「あんたもあっしの華麗さに見入ったでヤンスね、まさに風切る疾さでヤンス」
マチュア
マーニャ「御無沙汰ですわねマチュアさん、たまには疾さを競うも悪くないでしょうか」
マチュア「あなたがお相手だと面倒なことね、でも少し体を動かしたいところだけど」
マーニャ「刻が来るまでの戯れといえましょうが、これもまた風の流れのままでしょう」
マチュア「遊ばれるのもなんだけど、私なりにもここは思う存分闘い抜きたいものね」
「たしかに傷つけあうのも無粋でしょうが、これも生きる上での本応といえましょう」
マーニャ「傷つくを怖れぬものもなんと多いことか、しかしそれなり挫きがいもあります」
マチュア「これもあなたの愉しみのため、使命もそれなり愉しまなきゃてところね」
バイス
マーニャ「人を傷つける楽しみもよろしいですが、その上で挫いてもいいでしょうが」
バイス「あんたも相変わらずだねえ、たしかにあいつ以上に付き合いやすいからな」
マーニャ「それならば、ここは貴女のお遊びにもあえて付き合ってもよろしいですが」
バイス「そう言いつつあんたも好きだねえ、しかしこういった仕合も楽しそうだな」
「傷付け挫くことが闘いの基本ならば、攻防一体こそ仕合うことの基本でしょうが」
マーニャ「恐れを知らぬこともなんとおめでたき事、向かえば討たれるを知りつつも」
バイス「向かうしかない奴らこそやりやすいからね、最近強すぎるから骨が折れるよ」
七枷社
マーニャ「今回は付き合って下さりますか社さん、貴方なら愉しむに値うものですが」
社「お前さんなら兄貴以上に楽しめそうだからな、遠慮なく力も振るえるってもんだ」
マーニャ「相手を挫く愉しみはぬぐい切れぬもの、まして同じ血を持つならなおのこと」
社「所詮この世は弱肉強食か、だが俺もまたガキの頃からこうやって生きてきたからな」
「世を制するはやはり力なれど、それを振るう愉しみもまたぬぐい難きものですか」
マーニャ「この世は祓える大地の如きでしょうが、払った後に往くもまた愉しきこと」
社「こういったのが奴とは違う趣だ、こういった胆の座りは俺も及ばねえからなあ」
クリス
マーニャ「やはり目覚めましたか、いえ貴方は貴方、まずは愉しむのみでしょうね」
クリス「お姉さんも僕で楽しもうとするの、僕も火遊びは望むところだけれどね」
マーニャ「このような覚悟なら十分でしょうが、せめて盛大に燃え上がりましょう」
クリス「燃え尽きるのはまだ早そうだけど、せいぜい燃え上がるのも悪くないね」
「燃え上がることこそ我らが本懐ですか、しかし今はまだまだ燃え方が足りぬのですか」
マーニャ「ただ焼き払うのも興がありませんか、炎はここぞで燃え上げるものです」
クリス「やっぱりお兄さん以上に容赦ないかな、それでも僕も気に入っているからね」
シュンエイ
マーニャ「貴方もひとかどの理力を嗜まれますか、なれば挫き合いも無粋でしょうが」
シュン「力の潰し合いってのもやはり物騒だな、仕合うなら俺も吝かじゃないけどな」
マーニャ「ここは力を競うが賢明でしょう、その分貴方との遊びも楽しめましょうから」
シュン「こいつは容赦なさそうだな、だったらあんたの風をひとまず切り抜けようか」
「我が風も切り抜けるのは難きもの、されどもその理力次こそはぶつけてもらいます」
マーニャ「すべてを祓うが我が風の往くところですが、貴方が往くところは何処ですか」
シュン「今は力を振るうしかねえが、闘う意味を見いだせればそれが分かるかもな」
明天君
マーニャ「貴方は闘いに臨んで眠りに陥りますか、夢を見ながら倒れるも一興ですが」
明天君「そう言いつつもお姉さんも邪魔するの、勝負ならさっさと終わらせようかな」
マーニャ「眠ったままなら痛みも感じないでしょう、挫くにしても夢の中ならまた然り」
明天君「どっちにしても僕も本気出さなきゃね、ちなみに寝たままでも僕は強いんだよ」
「夢見のままなら我が風にも乗せられましたか、そのまま夢を見るのもいいでしょう」
マーニャ「挫けるまでならいいでしょうが、それとも永遠の夢がお望みでしょうかしら」
明天君「そのへんでやめたほうがいいと思うよ、そのまま寝たほうが楽になれるからね」
イスラ
マーニャ「ウォールアートなら付き合いかねますが、お付き合いならよろしくってよ」
イスラ「あんたもアマンダとやり合うのか、たしかに兄貴以上の油断のなさだよな」
マーニャ「貴女も理力を嗜むのなら見逃す手はありません、さてどう挫きましょうか」
イスラ「どっちにしろやられっぱなしじゃいられない、あたしもやるようにやるだけさ」
「たしかに理力なら侮れませんか、我が風を読んだ上で対すれば闘いがいもあります」
マーニャ「およそ闘いを芸術と例えるなら、我らもまた芸術を嗜むといえましょうか」
イスラ「こういうのはオブジェによるけどね、たしかにブチのめすだけじゃ意味ないか」
ドロレス
マーニャ「よもや私を地にまみれんとするなら、吹き飛ばすだけでは済まないでしょう」
ドロレス「たしかに地の護りだけでは対しきれません、ことにあなたがたの風ならば」
マーニャ「ならば貴女の地と我が風と、ぶつけてみるのもまた一興ではありませんか」
ドロレス「この際は考えるのも後回しね、ここはあえてあなたを止めさせてもらうわ」
「敗れて地に堕ちるも詮無きことですが、貴女相手なら挫くのもその次といえましょう」
マーニャ「風と地と、どちらにまみれるとも、挫くまでにはどこまで堕ちましょうか」
ドロレス「いずれにしてもこれ以上は無意味でしょう、これより更に汚れないためにも」
クローネン
マーニャ「あら貴方はたしか虚仮威しの方ですか、さぞ面白い業を見せてくれますか」
クローネン「あの風野郎のお仲間か、奴にはあしらわれたからおめえで憂さ晴らしだ」
マーニャ「よもやレオよりも扱いやすいと、お思いならやはりおめでたい方ですわね」
クローネン「なめるなよ、この俺の真の実力ならいやというほど見せつけてやるぜ」
「いかに強くしようがまずは人の限界、うわべの強さなら我が風の前には無力でしょう」
マーニャ「奇をてらう以上の力なら互いに振るえましょう、その上で挫ければまた然り」
クローネン「ひょっとして奴より強いんじゃねえか、今はおとなしいからいいけどよ」
ククリ
マーニャ「やけに煩わしさも感じましたが、貴方の砂ならば払って差し上げますわ」
ククリ「よもや風ごときで俺様を吹き飛ばそうとするか貴様、その前に埋めてやろうか」
マーニャ「そうして吹き飛ばされたと聞きますが、はたして同じ敗北をお望みですか」
ククリ「奴の対策なら織り込み済みだ、ゆえに俺様が貴様に敗れる可能性は皆無だ」
「よもやレオ以上に舞い上がってくれましたか、しかしこれでは道化にも劣りますわね」
マーニャ「舞い上がる砂塵も追い風なら心地よいですが、少し息苦しくもありますわね」
ククリ「吹きすさぶのはいつも追い風とは限らんぞ、俺様の砂は吹く風を選ばんからな」
シルヴィ=ポーラ・ポーラ
マーニャ「貴女から発せられる電光なら、我が風をぶつけてみるのも一興でしょうか」
ポーラ「風ならどこかで会った気がするですが、ポーラのビリビリも一応強いですよ」
マーニャ「ちなみに私もレオとは一味違います、まずお手合わせ程度でいいでしょうが」
ポーラ「そう言ってあしらうつもりですか、それでもポーラも負けるつもりありません」
「たしかに挫きがいのある愛らしさです、これはレオのみで楽しむのも勿体ないほどに」
マーニャ「貴女と私でこの場に青嵐を巻き起こせれば、少しは路も開けられましょう」
ポーラ「すっかりなくなってかえってつまらないです、でもポーラもやりすぎましたが」
ミアン
マーニャ「変幻自在と申しましょうが、貴女も我が風に乗って行けましょうかしら」
ミアン「風に乗るといってもやはり危ういが、一度乗った舞台なら引き下がれないな」
マーニャ「ならば舞台の風に乗っていきましょうか、その上で踊るのも悪くありません」
ミアン「そういうことなら踊り切ってみせよう、吹き荒ばれるままにはいられないから」
「吹く風にも乱れぬ立ち居振るまいが貴女の強さなら、お遊び抜きで挫くべきですか」
マーニャ「もとより我が風が吹いたなら、貴方がたの舞台は幕を下ろしましたまでです」
ミアン「闘いの舞台は幕を待たないというから、もっとも私は負けるわけにいかない」
ネルソン
マーニャ「拳一つで立ち向かわんとは儚きものですが、意気ならばあえて受けましょう」
ネルソン「こんな風なら前にも受けたな、あんたもそいつを味あわせてくれるのかい」
マーニャ「なれば貴方も私が挫くに値うか、この場にて存分に吹いて差し上げましょう」
ネルソン「そいつは望むところだな、ちょうどあの男との前にあんたでスパーリングだ」
「その腕と同じく貴方の意思も真ならば、戯れに挫けずとも付き合いきれましようか」
マーニャ「やはり人の闘志も馬鹿には出来ませんか、堂々あたる悦びもまたよしてすか」
ネルソン「たしかに愉しまなきゃ闘いとはいえないが、何事もほどほどにしなきゃな」
ガンイル
マーニャ「たしかテコンドーの達人との触れ込みですが、これをいかに挫くべきですか」
ガンイル「なればワシを倒すつもりかのお嬢さん、よからぬ風なら制せねばならぬな」
マーニャ「あくまで風に向かわんとするなら、心ゆくまでに吹いて差し上げましょう」
ガンイル「お前さんなら兄より楽しめそうだからな、いかなる風でもしのいでくれよう」
「年季による強さならば入る余地もないでしょうが、それだけに挫く価値もあります」
マーニャ「力を誇らば業に挫かれるさだめ、まこと心すべきことともいえましょうや」
ガンイル「力も業も、使い方を誤れば己を滅ぼすというのもやはりありきたりかのう」
ザナドゥ
マーニャ「面白い方と見ましたが、見掛け倒しとまではいかないと理解しておりますが」
ザナドゥ「お前ならば我の遊び相手も務まるものかな、ちょうどいい風も吹いてきたぞ」
マーニャ「貴方なら挫くには手間も掛かりましょうが、それだけに楽しめましょうや」
ザナドゥ「お前も楽しむ気でいるのか、ならば互いの身と骨がきしむまで楽しもうぞ」
「貴方の闘いの憧憬には目を見張りましょうが、これで手こずるのも不覚を取りました」
マーニャ「闘争においてただ闘うのみではなく、いかに相手を挫くかが肝要でしょう」
ザナドゥ「ただ倒すのみでは意味がないのは我も同じ、兄同様いい闘争ができそうだな」
ルオン
マーニャ「貴女が誇るはやはりその柳腰なれば、討ち敗りて挫ければ私の勝ちでしょう」
ルオン「どこか引っかかる言い種ね、どこかイヤな風も吹いてきたからそろそろ潮時ね」
マーニャ「風を感じたなら貴女もはまりましたか、なればこそその身を委ねなさい」
ルオン「そううまくいくかしら、ともかく私も楽しめそうだから切り抜けてみるわね」
「さしもの私も魅られましたわね、こうも切り抜けんと舞い狂う様はまさに芸術です」
マーニャ「たまには闘いにも華をと思いましたが、なかなかに見映えもしませんわね」
ルオン「見映えなら私たちががんばらないと、その上で相手にも見映えもできるからね」
ナジュド
マーニャ「ここで貴女の理力を楽しもうとは、ここは互いの業比べと洒落込みましょう」
ナジュド「貴女もこの場を吹き荒ばんとするのか、邪な風ならこの私が吹かせない」
マーニャ「ちなみに言いますが、私をレオと同じとはゆめゆめ思わないことですわよ」
ナジュド「それも承知だが、私も誇りにかけて貴女の風にも挫けるわけにはいかない」
「程よい黒といえど冥からぬ理力にも限りもあります、闇の深淵は限りありませんから」
マーニャ「程よい風の流れです、これなら流れのままに互いの力も振るえるものです」
ナジュド「たしかに流れの中に身を置けているけれど、いずれは流れも裏返るやもな」
ハイン
マーニャ「あたかも闘いをチェスの盤上に例えるなら、吹き飛ばすのも無粋でしょうか」
ハイン「あなたがたの風も駒の一つでしょうか、ならばそれなり対させて頂きます」
マーニャ「風の流れを駒運びと見なしますか、いえ貴方ならば容易き仕儀でしょうか」
ハイン「風の流れこそ御するのも難きものですが、だからこそ面白いものでしょう」
「あえて貴方の流儀にて仕合うのもよろしいでしょう、こう嵌まるのも楽しいものです」
マーニャ「ある程度の風にお互いの仕手、こうもチェスの仕合に合わせられましたか」
ハイン「ポーンなき一局も無力成り得ます、しかし布石となればポーン以上でしたか」
アントノフ
マーニャ「貴方も私たちがいない間にいろいろご活躍ですが、お手並みはいかがですか」
アントノフ「うむお嬢さん、兄上の件はともかくお前さんとの手合わせも楽しみだな」
マーニャ「ぜひご期待にそわせて頂きます、さすれば私も挫きがいもありましょうから」
アントノフ「こいつも手厳しいな、ともあれ容易く挫ければ兄上にも申し訳ないからな」
「殺し合いも無粋ながら、やはり殺しても死なないとはたしかに面白きものでしようが」
マーニャ「強きものほど挫きがいを見いだせれば、私も強きを求めるものでしょうね」
アントノフ「誰しも強さを求めるものだからな、それには理屈もいらないはずだぞ」
ハイデルン
マーニャ「レオンヒルトはお元気ですかコマンダー、ついでにですがお手合わせもまた」
ハイデルン「やはり闘わねばならぬか、いかなる理由かは知らぬが奴より強いと見たな」
マーニャ「戦術の妙とはいえやはり人の仕儀、それ以上の力も期待頂けましょうか」
ハイデルン「いずれにしても好きにはできぬな、世の秩序のために君を阻まねばならぬ」
「あくまで人の秩序のために闘いますか、はたして貴方の望む世にはなりましょうか」
マーニャ「相手の意思を挫ければ勝利と成りましょうが、時には物足りなさも覚えます」
ハイデルン「わたしとて無益な闘争は好まぬな、ただかかる火の粉は振り払うのみだが」
草薙柴舟
マーニャ「御子息の活躍に触れて貴方も立ちましたか、是非御年季も振るって頂きます」
柴舟「そういうお主にはあ奴以上の風を感じるな、それもまた油断はできぬからのう」
マーニャ「御子息に劣らぬ炎の冴えなら、是非ともこの私をも焦がして頂けましょうか」
柴舟「その前に吹き飛ばされねばよいがの、わしとて草薙の士なれば無碍にはできぬわ」
「若さより年季を重きに置けましたか、その導きなら我らとても油断もできませんか」
マーニャ「燎原を払う炎と成せれば、百戦も危うからずと古から申しましょうかしら」
柴舟「そううまく行ければよいがのう、ともかくわしも張り切りすぎたようだわい」
アーデルハイド=バーンシュタイン
マーニャ「やはり貴方の血も騒ぎましょうか、ましてや血に流れる闇キ気の流れをも」
アデル「これも否定し得ないな、いずれにしても悪しき因縁は振り払わねばならないが」
マーニャ「風は何処でも吹くようにこの気も払い難きもの、これもまたさだめなれば」
アデル「ならば付き合うのも悪くはないか、あえて血の誇りにかけて貴女と仕合おうか」
「風とともに血のさだめも払えぬものならば、それを挫く悦びもまた面白きものです」
マーニャ「互いの因縁をも力と成せれば、大いなる力もまた生まれるものでしょうが」
アデル「ともあれ嵐を巻き起こすまでもないが、向い風が吹くなら望むところだよ」
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